日本の肉用牛繁殖経営
‐国土周辺部における成長メカニズム‐


大呂 興平 著  

1980年代後半以降、日本農業を取り巻く環境は外的・内的な構造変化に直面し、農業は全体的に衰退傾向にある。そのような趨勢のなか、農業が唯一の産業である所も多い「国土周辺部」において、「肉用牛繁殖経営」については広範囲に立地し続け、なおかつ成長がみられた。本書ではその存立理由を探求し、実地調査をもとに立体的に解説する。

A5判/178ページ/定価(本体価格2,800円+税)/2014年8月刊

ISBN978-4-541-03991-0


<主要目次>

T 序論 国土周辺部と肉用牛繁殖部門
 第1章:問題意識
 第2章:肉用牛繁殖部門のマクロ的分析
U 研究のアプローチ 
 第3章:成長の「中身」への視点
V 事例地域における肉用牛繁殖経営群の動態
 第4章:沖縄離島部における経営群の進化
 第5章:北海道大樹町における経営群の進化
 第6章:壱岐・知夫里島における経営群の進化
W 結論
 第7章:日本の肉用牛繁殖経営群とその動態
 終章:成長の「中身」―経営群の動態から見えてくるもの―
 参考文献
 あとがき

   

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