農村金融市場に関する新制度派経済学的研究
―タイ王国を対象として


萩原英樹 著  

開発途上国では、政府が主体となって農村金融市場に介入する場合、失敗するケースが多い。しかし、タイの政府系専門金融機関であるBAACは一般に成功事例として評価されている。本書では、BAACを中心に、その他のタイの農村金融市場を担う農業協同組合や農会、都市コミュニティ基金、さらにインフォーマルな金融機関などの内容を詳しく紹介し、それぞれの特徴を明らかにする。

A5判/定価(本体価格2,500円+税)/2013年10月刊

ISBN978-4-541-03949-1


<主要目次>

序 章  本書の課題と構成
第1章 タイの農業・農業協同組合銀行の自立化に向けた課題と今後の方向性
第2章 タイにおける村落および都市コミュニティ基金の現状と今後の方向性
第3章 タイの農業協同組合の信用事業の課題と今後の方向性
第4章 タイ農会における金融業務の現状と課題
第5章 タイ北部を中心とした農地所有制度制約下の農村金融政策の試みに関する考察
終 章 要約と今後の課題

引用文献
SUMMARY
あとがき

   

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