共生農業システム叢書第7巻
北海道と沖縄の共生農業システム


仁平恒夫 編著
 

北海道と沖縄の農業は、@畑作のウェイトが高いA大消費地から離れている、といった共通点もあるが、気候、地理、作目など、多くの部分で違いが多い。この両地域の農業を比較することで、それぞれの姿をより鮮明に映し出す。

A5判/定価(本体価格2,500円+税)/2011年11月刊

ISBN978-4-541-03791-6


<主要目次>

序章:北海道と沖縄の農業
 1 はじめに
 2 北海道農業と沖縄農業――共通性と異質性
 3 北海道農業の作目・地帯別の相違

第1編:北海道農業の動向と展開方向
第1章:水田地帯における高齢化と担い手の展開方向
 1 はじめに
 2 北海道水田農業の展開と基本問題
 3 小規模・良食味米地域における水稲と野菜を軸とした複合営農と大規模経営
 4 大規模・准良食味米地域における小麦、大豆を組み合わせた水田輪作営農
 5 水田地域における新たな動向
 6 おわりに
第2章:道東十勝畑作地域における経営展開と「共生」関係
 1 課題
 2 十勝農業の展開と構造変化
 3 法人経営,中規模経営の展開と地域社会との「共生」――芽室町
 4 協業経営法人における「共生」関係の広域化――新得町・H農場
 5 結語
第3章:北海道における農場制酪農の胎動
 1 課題
 2 北海道酪農の展開
 3 酪農家経済の現況と経済構造
 4 北海道酪農の展開と飼料構造
 5 北海道における農場制酪農の胎動
 6 北海道酪農の課題と展望

第2編:沖縄農業の構造変化と展開方向
第4章:亜熱帯島嶼農業の展開と共生の課題

 1 はじめに
 2 亜熱帯島嶼農業の自然基盤と歴史・社会的条件――地域の風土と歴史
 3 沖縄農業の展開過程
 4 復帰後の農業の変動と現段階の生産構造
 5 沖縄農業における持続性と共生の課題

   

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