アメリカ農業・政策史
1776−2010
−世界最大の穀物生産・輸出国の農業政策はどう行われてきたのか



服部信司 著
 

建国から現在までのアメリカ農業・農業政策を網羅する画期的な書! どのように現在の「大規模農場」「高単収」農業が生まれたのか。なぜ、生産効率が高いのに、農業支持が行なわれてきたのか。不足払い政策のもとでの規模拡大を把握することは、今後の日本農政の参考にもなる。

A5判/定価(本体価格2,400円+税)/2010年12月刊

ISBN978-4-541-03733-6


<主要目次>

第T章 フロンティア開拓によるアメリカ農業の成立
第U章19世紀末・農業不況(1873〜1897年)とアメリカ農業の黄金時代(1900〜1914年)
第V章 第一次世界大戦下の拡大と1920年代農業不況
第W章 大恐慌下における農業政策の開始
第X章1930年代の干ばつ被害と集約農法の導入−今日のアメリカ農業の原型の成立―
第Y章1940〜1960年代のアメリカ農業−農場の大型化、生産性の上昇、価格支持水準の引き下げ―
第Z章 高価格支持から直接支払いへ
第[章 1970年代:輸出ブーム下の穀物生産の拡大、負債の激増、不足払い制の確立
第\章1980年代の農業不況とそこからの脱却
第]章1996年農業法:「改革」を志向−生産調整廃止、固定支払いへの移行―
第]T章 市場喪失補償の導入−1996年農業法の事実上の修正―
第]U章 2002年農業法−“政策による所得の維持”を再確立―
第]V章 2006年に始まる穀物需給構造の変化−トウモロコシのエタノ−ルへの大量使用−
第]W章 2008年農業法−価格高騰の取り組みとWTO協定への整合化問題―

   

| 農林統計協会ホームページ | 新刊書 | 購入方法 |