研究レポート 世界のマグロ養殖 −オーストラリア、スペイン、メキシコ、クロアチア、そして日本から研究者がレポートする−
日高 健 著
日本人に最も好まれている魚、マグロ。いま、環境変化や乱獲などにより、その資源量の減少が世界中の関心を集めている。マグロの安定的な供給を確保するため、いくつかの国々でマグロの養殖が行われているが、各国ではそれぞれ違った独自の問題を抱えている。著者は自ら世界の養殖現場を訪れ、その生の実態を鮮烈にレポートする。 A5判/定価(本体価格2,200円+税)/2010年9月刊 ISBN978-4-541-03717-6
はじめに 第1章:世界におけるマグロ養殖の概要 第2章:オーストラリアにおけるミナミマグロ養殖業 第3章:地中海をリードするスペインのマグロ養殖業 第4章:太平洋クロマグロを使ったメキシコのマグロ養殖業 第5章:アドリア海を舞台としたクロアチアにおけるマグロ養殖業 第6章:日本国内におけるマグロ養殖の取り組み 補論1:主要生産国における管理制度の比較 第7章:ビジネスシステムの構造−オーストラリアを事例として− 補論2:ビジネスシステムとビジネスモデル 第8章:ビジネスシステムのダイナミクス 終 章:マグロ養殖業のこれから