共生農業システム叢書第8巻
西欧資本主義国の共生農業システム


柘植 徳雄 著 

西欧資本主義国の農業経営の例としてイギリスを取り上げ、そこから階層構造の変遷、土地所有と資本、農法の発展経過、環境保全と農業のあり方等を史実に基づいて解明することにより、農業における共生原理を探求する。

A5判/定価(本体価格2,800円+税)/2010年5月刊

ISBN978-4-541-03695-7


<主要目次>

序論:課題設定
 1.共生原理を捉える視点
 2.共生原理考
 3.続・共生原理考
 4.本書の構成

第1章:枠組みとしてのEU
 1.はじめに
 2.EUの成立・展開と農業
 3.EUと途上国農業
 4.EU農政の転換
 5.おわりに
 
第2章:農業経営の階層構造
 1.はじめに
 2.農業経営の階層構造の変遷
 3.大規模経営の実態
 4.機械・労働力の効率利用と階層構造の展望
 5.新規就農問題と農業者の教育問題
 6.零細経営・兼業農家、そして小規模経営と家族農業者の運動
 7.おわりに

第3章:農地所有
 1.はじめに
 2.土地所有権の近代化と社会化
 3.土地所有権の現代化
 4.ビジネス・リースの効果
 5.今日における農地所有の性格
 

第4章:農 法
 1.はじめに
 2.農法の歴史
 3.現代農法の始まりーー19世紀における単収の上昇
 4.第二次大戦後における農法転換
 5.現在の農法とその評価
 6.おわりに

第5章:環境保全と農業
 1.はじめに
 2.農業環境政策の導入と展開ーーMAFF=DEFRAの環境支払い
 3.農業における環境政策の全体構成
 4.イギリスの農業環境政策の特徴
 5.おわりに

第6章:農村地域
 1.はじめに
 2.イングランド農村の社会経済構造
 3.イングランドの農村振興政策
 4.イングランドの村落ーー東部イングランドのアボッツレイの事例
 5.おわりに

第7章:スウェーデンの農村振興政策
 1.はじめに
 2.スウェーデンの地域政策・農村振興政策の歴史
 3.地域振興グループの活動実態と発展の背景
 4.地域政策・農村振興政策の特色
 5.おわりに


| 農林統計協会ホームページ | 新刊書 | 購入方法 |