共生農業システム叢書第11巻
現代「農業構造問題」の経済学的考察


山崎 亮一 編著 

現代の「農業構造問題」を経済学的見地から多角的に分析する。戦後の日本経済における農業のポジションを労働市場の見地から多角的に分析し、そこから途上国の低労賃や先資本制生産様式に言及する。

A5判/定価(本体価格2,800円+税)/2010年3月刊

ISBN978-4-541-03674-2


<主要目次>

序章:「失われた20年」をこえて
 1 失われた20年
 2 基本的問題点
 3 再構成の視点
 4 世界農業地帯構成論の部分画
 5 本書の構成
第1章:戦後日本経済の蓄積構造と農業−−労働市場の視点から
 1 課 題
 2 地域労働市場論の生成
 3 地域労働市場論の転回
 4 日本国内の労働力給源の推移
 5 ポスト地域労働市場論の日本経済と日本農業
 6 総括と展望

第2章:労賃の国民的格差論序説
 1 課 題
 2 物価水準と「労賃の国民的相違」
 3 先資本制生産様式の維持と解体を通じた途上国における低労賃
 4 共同体を基礎とした労働力供給
 5 総括的考察
第3章:価格政策と日本農業
 1 はじめに
 2 農産物価格政策
 3 国境政策(消費者):食料自給率と農産物輸入
 4 価格政策と日本農業
第4章:フランス農業の構造調整と政策・制度
 −−農業者のアクセスとリタイアの制度設計
 1 はじめに
 2 農業経営の世代交代と政策
 3 小規模経営はいかに捉えるか
 4 制度から見た小規模経営の継承の抑止
 5 地域レベルの構造政策
 6 おわりに
第5章:《場所》の社会経済学からみた現代『農業構造問題』
 −−飯島町「全町農場制」の実践事例にみる
 1 はじめに
 2 本稿の要約 
 3 近代合理化社会成立の意味
 4 資本主義市場経済システムと環境問題
 5 環境問題の解決並びに持続的社会構築のためには《場所》的視座が必要
 6 《場所》性を有したコモンセクターへの期待
 7 《場所》の社会経済学からみた現代「農業構造問題」
 8 《場所》性の確立を目指した飯島町営農センター・地区営農組合の取り組み
 9 終わりに

   

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