共生農業システム叢書 第6巻
西日本複合地帯の共生農業システム


矢口芳生 編集代表
福田 晋 編著

「範囲の経済性」を追求する九州農業はどのような「主体」との連携のもとに地域農業を維持し、展開しようとしているのか。水田農業と集落営農、畑作複合経営と異業種との連携、未利用地等の有効利用による畜産について、「共生」という視座から農業問題に接近し、持続可能な環境共生型社会への道筋を明らかにする。

 A5判/定価(本体価格2,300円+税)
/2009年3月刊

ISBN978-4-541-03618-6


<主要目次>

第1章 西日本における集落営農組織の構造
 1.集落営農組織の性格
 2.1集落を対象とした専業農家主導型集落営農の展開と構造
 3.複数集落を対象とした不安定兼業農家主導型集落営農の展開と構造 
 4.複数集落を対象とした担い手主導型営農集落の展開と構造
 5.まとめ
第2章 需要構造変動下の南九州畑作農業の変容と模索
 1.需要変化による南九州畑作の変容
 2.土地利用型生産法人の展開と地域農業再編の可能性
 3.農業・食品産業の共創的連携によるビジネスモデルの模索
第3章 土地基盤に立脚した資源循環型畜産の展開と新たな意義
 1.はじめに 
 2.草地畜産の展開と課題
 3.限界地利用にみる肉用繁殖部門の意義
 4.南畑作地帯での繁殖部門の変貌と沖縄への立地移動
 5.むすびにかえて

   

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