環境保全型農業の成立条件
胡柏 編
「経営が上手くいかない」−これが環境保全型農業のネックとなっている。効率的な環境保全型農業は不可能なのか。環境保全型農業の取組農家の経営実態と収益形成、地域・政策・組織的条件を分析し、生産性の高い環境保全型農業への道筋を明らかにする。
A5判/376頁/定価(本体価格4300円+税)/2007年09月刊
第1章 環境保全型農業経営体の形成 第1節 「環境」をコンセプトとする新しい農政理念と農業経営体の形成 第2節 農薬・化学肥料使用量削減条件の成立 第3節 環境保全型農業経営体の形成と推進効果分析 第2章 環境保全型農業の収益構造 第1節 環境保全型農業の収益評価 第2節 収益形成条件の理論的検討 第3節 環境保全型農業における収益形成の実態分析 第3章 農法転換の地域条件 第1節 環境保全型農業の展開と取組農家のJA事業利用 第2節 JAの革新的対応の可能性 第3節 ローカル市場創出の可能性と課題 第4章 環境保全型農業の理論視座と政策的課題 第1節 農業の生産性と環境 第2節 環境保全型農業の理論視座と政策的課題 補 論 政策効果の向上に関するいくつかの実践的問題の検討 第3節 環境保全型農業のへの移行に向けて