序論 現代社会に「共生」を問う
1 共生社会と農業経済学−本書のねらいと課題
2 共生社会と「持続可能な農業」−競争から共生へ
3 共生農業システムの3つの構想−農業構造改革の課題
第1部 「共生」による資源管理型農場制農業の構築
第1章 「共生」視点からの農業構造の総合的把握
1 農業構造分析の新しい視点と課題
2 「農用地の集団的利用」と集落−人と土地
3 兼業農家および土地持ち非農家の二面的性格−人と人
4 農法の構成要素と「地域資源結合」−人と風土
第2章 資源管理型農場制農業の定着条件−生産現場からの接近
1 生産現場の検証と位置づけ
2 資源管理型農場制農業の存立条件
3 地権者を組織する大規模経営体−石川県の事例から
4 資源管理型農場制農業の定着条件
第2部 「共生」による地域の再生
第3章 成熟社会におけるカントリービジネスの展開と課題
1 カントリービジネスへの産業構造シフト
2 生活と農業の現場にみる新たな取り組み
3 カントリービジネス・地産地消システム構築への課題
第4章 農業・農村の再生・活性化に必要な3つの要素
1 安全な食料の安定供給の確保
2 重要性増す「食料・農業・農村基本計画」の工程管理
3 食料安定供給・地域資源保全の鍵を握る住民とNPO
結論 共生社会システム成立の条件
1 共生農業システムと農業経済・経営学の課題
2 共生社会システム成立の条件
あとがき
索引 |