中小食品企業のマーケティング読本−伝統食品マーケティングの実際−


日本大学生物資源科学部教授 中島正道、水産タイムズ社編集部長 辻雅司 編著
 

美味しさに加え、安全・安心が強く求められる食品企業。わが国の地域に根ざした多くの中小食品企業は、伝統食品の良さを活かしながら、ナショナルブランドへと成長・発展を遂げている。本書は、数々の食品企業のマーケティング戦略を個別に紹介する。

A5判/202頁/定価(本体価格2,000円+税)/2006年6月刊

ISBN4-541-03363-1


<主要目次>

序章食品企業におけるマーケティング戦略の必要性
第1章函館・青森・仙台地区
1函館地区の塩辛加工業の企業展開
2函館地区のイカそうめん加工の展開
3八戸のシメサバ加工
4「仙台牛たん」ブランドの形成
5笹かまぼこの阿部蒲鉾店
6「萩の月」のブランド形成
第2章鹿児島・福岡・広島地区
1芋焼酎をおしゃれにした本坊酒造の「石の蔵から」
2明太子の発展と産業化
3地域の伝統食品を全国に発信した新興企業−さつまあげの南海食品(株)
4(株)あじかんのマーケティング戦略
第3章石川・新潟・長野地区
1カニ風味蒲鉾による水産錬り製品企業の発展
2朝日酒造鰍フ基軸商品転換戦略
3高野豆腐の旭松食品(株)
4わが国有数のワインメーカー(株)アルプス
5きのこの企業展開、ホクト(株)
6鰍ンすずコーポレーションの企業展開
7知られざる有力“醤”メーカー山印醸造(株)
第4章愛知・静岡地区 
1東海漬物鰍フキムチ新規参入からブランディングまで
2郷土食「味噌煮込みうどん」の加工食化とニッチマーケティング
3独自技術による液状カツオだしメーカーの企業発展
4はごろもフーズ(株)のマーケティング−メディア戦略
5真空調理食品を成功させた(株)いちまる
6カツオたたきメーカーのマーケティング
第5章関東地区
1よっちゃん食品工業鰍フマーケティング戦略
2(株)なとり、この10年の企業躍進
3(株)永谷園の商品開発と企業理念「味ひとすじ」
4はんぺんの新規需要開拓について
5おせち料理市場と(株)紀文食品
6築地市場の「築地ブランド戦略」

   

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