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近代日本の米穀市場−国内自由流通期とその前後− 小岩信竹 著 明治期以降の近代日本において米穀取引の実態はどのようになっていたか?本書では、昭和初期に米取引の国家統制色が強まる以前の、米穀市場の展開過程の特質を、市場の統一性と地域性に着目しつつ、時期を追って 実証的に解明する。また、実際の市場での地主や商人などの担い手の行動に着目し、歴史的資料を丹念に読み込んだ、壮大な米流通史である。 A5判/330頁/定価(本体価格4,000円+税)/2003年7月刊 ISBN4-541-03064-0 |
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<主要目次> | |
序章 | 課題の設定と研究史 |
第1部 | 自由取引市場への移行 |
1 | 明治初年における貢米地払いと米穀市場 |
2 | 明治10年代の米価動向と米穀中継地市場 |
3 | 明治前期の米穀流通結社−秋田改良社をめっぐて− |
第2部 | 自由取引市場の展開 |
4 | 明治期における米価および他商品価格の地域間変動について |
5 | 明治期における地方米穀取引所と地域間米穀移動 |
6 | 明治期の農村市場における商品担保金融について |
7 | 明治期における米穀移出体制−青森県産米の事例 |
8 | 明治後期における地方米穀商人の集荷活動 |
第3部 | 米穀統制開始期の米穀市場 |
9 | 米穀統制開始期の米穀市場 |
10 | 大正期における北海道への白米移出について |
11 | 米穀取引所の統制政策 |
12 | 大正末・昭和初期における地域間米穀流通 |
終章 |
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