条件不利地域再生の理論と政策

茨城大学農学部助教授 柏雅之 著

中山間地域等の条件不利地域振興問題を、イギリスとの比較研究をもとに論究する。荒廃の危機に晒されている日本の中山間地域で、農林業を基礎とした地域振興策はどうあるべきなのか、総合的かつ戦略的なシステム形成を提示する。条件不利地域問題に先駆的に対処しているイギリスとの比較研究から生まれた珠玉の研究論文。

A5判/386頁/定価(本体価格5,000円+税)/2002年3月刊

ISBN4-541-02898-0


<主要目次>
序章本書の課題と構成
〔第1部農業・資源管理の担い手再建〕
 

1章土地資源の管理問題

  2章中山間地域農業における私的担い手の意義と限界
  3章第3セクターの意義と限界
  4章地域農業の担い手システム創出
  5章担い手創出のコストと投資問題
  6章中山間地域直接支払政策の意義と限界
  7章多様な農業展開と地域経営問題
〔第2部内発的地域発展〕
 

8章農村アグリビジネスの組織経営と経営成長

  9章内発的地域発展とパートナーシップ
〔第3部現代イギリス農村開発政策〕
 

10章イギリスの条件不利地域直接支払政策の意義と限界

  11章内発型農村開発政策の登場と展開
  12章イギリスの内発型地域再生政策とパートナーシップ型
  13LEADERの意義と限界
終章イギリスの地域再生政策と日本の農村政策

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