転換期の中国国家と農民
19781998

南京農業大学人文社会学部助教授 張玉林 著

改革・開放政策による経済発展の裏で、中国農村では何が起こっていたのか?基層幹部による農民への法外な収穫、むき出しの暴力、農民による暴動、自殺、都市への逃亡・・・逃げ込んだ都市では戸籍制度の壁が・・・。現代中国の闇を膨大な資料と現地調査によって、克明に記録した中国農村現在史。

A5判/304頁/定価(本体価格4,000円+税)/2001年11月刊

ISBN4-541-02776-3


<主要目次>
第1章 中国農政の転換:農民解放とその限界
第2章 「農民負担」問題の検証:国家の側から
第3章 「農民負担」問題の検証:基層幹部の側から
第4章 生きるための農民の抵抗
第5章 農民の都市流入と都市からの拒否
第6章 国家と農民、都市と農村の関係からみた戸籍制度
第7章 村民自治:国家・農民関係の再編

| 農林統計協会ホームページ | 新刊書 | 購入方法 |